EX風林火山(イーエックスフウリンカザン)は、日本のプロ麻雀チーム。Mリーグに所属している。オーナーは株式会社テレビ朝日が務めている。
EX風林火山の歴史
チーム設立
2018年、株式会社テレビ朝日をスポンサーとするEX風林火山が結成され、第1回Mリーグに参加する7チームのうちの1つとなった。
第1回ドラフト会議2018
主要麻雀プロ5団体(日本プロ麻雀連盟・最高位戦日本プロ麻雀協会・日本プロ麻雀協会・RMU・麻将連合)に所属する麻雀プロとの交渉権を獲得。
その結果、初代のチーム選手として、二階堂亜樹プロ、滝沢和典プロ、勝又健志プロが選ばれた。
Mリーグ2018レギュラーシーズン
2018年第1回レギュラーシーズンでは、最終成績第1位の成績を見事収めファイナルに進出した。
シーズン通して赤坂ドリブンズと首位争いを繰り広げていたが、最終盤で赤坂ドリブンズが大失点。ライバルと一気に点差が開いたことで、2位の渋谷ABEMASとも97.1点差の圧倒的な実力差でレギュラーシーズンをトップで終えた。
その結果、ファイナルには4位以上のチームしか参加できないが、5位のPiratesと90.5ポイント差をつけたドリブンズがファイナル進出となった。
Mリーグ2018ファイナルシーズン
レギュラーシーズンで獲得した点数の半分、140.8点を持ち越してファイナルへと挑んだEX風林火山。
序盤は有利な展開が予想されたが、結果はー57.8点。
終始、赤坂ドリブンズに押されてしまい、逆転優勝をされてしまった。
最終成績は83.0点で2位となり、準優勝賞金の2000万円を獲得した。
第2回ドラフト会議2019
2019年からは1チームの上限が4名となり、さらに男女混合が義務化された。
しかしすでに女性がチームメンバーにいることや、昨年の成績結果を考慮した結果、補強はなしで2018年と同じメンバーで2019年のシーズンも挑むこととなった。
チーム名 | 選手名&ドラフト指名権 | |||
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EX 風林火山 | 滝沢和典 | 二階堂亜樹 | 勝又健志 | なし |
赤坂ドリブンズ | 園田賢 | 鈴木たろう | 村上淳 | 丸山奏子 |
渋谷 ABEMAS | 多井隆晴 | 松本吉弘 | 白鳥翔 | 日向藍子 |
KONAMI 麻雀格闘倶楽部 | 佐々木寿人 | 前原雄大 | 高宮まり | 藤崎智 |
U-NEXT Pirates | 朝倉康心 | 小林剛 | 石橋伸洋 | 瑞原明菜 |
セガサミーフェニックス | 近藤誠一 | 茅森早香 | 魚谷侑未 | 和久津晶 |
TEAM RAIDEN | 黒沢咲 | 萩原聖人 | 瀬戸熊直樹 | なし |
KADOKAWA サクラナイツ | 内川幸太郎 | 岡田紗佳 | 沢崎誠 | なし |
EX風林火山の選手
二階堂亜樹プロ
今日は某番組の収録だけどEX風林火山集合だよー! pic.twitter.com/kNeYUiZotO
— 二階堂亜樹 (@16003200) 2019年1月23日
- 二階堂 亜樹(にかいどう あき)
- 誕生日:1981年11月15日
- 年齢:37歳
- 出身地:神奈川県
- 所属:日本プロ麻雀連盟
- プロ歴:20年
- 実績:第2・3期女流桜花、第3期プロクイーン
2018年の対戦成績は個人スコア-49pt、平均打点6.796、4着回避率0.88、半荘数24となっている。
経歴
実家が雀荘だったことがきっかけで、幼少期から麻雀に慣れ親しんで育った二階堂プロ。
子供の頃に両親が離婚したことで、父親の親戚に預けられることに。
高校は進学せずに、各地の雀荘を転々とする生活を送る。
最年少女子プロとしてテレビ対局でデビュー後は、様々な麻雀大会やイベントに出場するようになり、麻雀オンラインゲームでは数多くの観戦者を集めて話題となった。
2005年にプロクイーンを獲得。また第2回から出場を続けていた、女流モンド杯の第14回目にして初の女流モンドを獲得。
2007年からは日本プロ麻雀連盟の幹事となり、2009年にはプロリーグ鳳凰戦A2リーグに入る。
自身の生き方を描いた自伝的漫画「aki」は、「近代麻雀オリジナル」に連載され映画化も果たした。
2013年に井出康平プロとの妊娠・入籍を発表。同年8月に無事、第一子を出産して3ヶ月後には麻雀界に復活した。
滝沢和典プロ
人生は悲喜こもごも。どんなに辛い時でも悲しい時でも、男たるもの涙は見せまいと思うものですが、あの佐々木さんでも古橋さんでも人目をはばからず泣いてしまうことがあります。
麻雀中、表情に変化が出てしまう私もまだまだ未熟です。うんこ漏れそうな時と同じ顔になっちゃってるもの。 pic.twitter.com/xCgF1AazaY— 滝沢 和典 (@TakizawaRenmei) 2019年6月20日
- 名前:滝沢 和典(たきざわ かずのり)
- 誕生日:1979年12月6日
- 年齢:39歳
- 出身地:新潟県
- 所属:日本プロ麻雀連盟
- プロ歴:19年
- 実績:第32・33期王位
2018年の対戦成績は個人スコア314.8pt、平均打点7.414、4着回避率0.90、半荘数30となっている。
経歴
音楽の専門学校に入学するために上京。
1999年に高校時代からの憧れだったプロ麻雀になるため、最高位戦日本プロ麻雀協会のプロテストを受験するが結果は不合格。
しかし諦めきれずに、荒正義プロの紹介で日本プロ麻雀連盟のプロテストを受験して、見事合格した。
2001年からはそのルックスと麻雀の高いセンスで、テレビなどでも紹介され一躍話題となる。
2005年に第2回モンド王座決定戦で逆転優勝。2006~2007年には、2年連続で王位戦で優勝を果たす。
2016年からスランプに陥り、結果が思うように出せずに悩むようになる。
日本プロ麻雀連盟のリーグ戦でC1リーグにまで降級。16回モンド杯も予選敗退し、RTDリーグでも2年連続最下位となり、仕事がなくなったため月の半分が休みとなることも。麻雀プロの引退も考える。
2017~18年の第18回モンド杯において、2季ぶりに久しぶりの出場をして決勝卓に残る。
しかし、それ以外目立った実績がなかったため、Mリーグで指名されることはないと思い、会場に出席していなかったが、EX風林火山から2位指名を受ける。
Mリーグでは安定した成績を見せ、個人タイトル3部門全てで3位以内に入る活躍を見せたことで、周囲に復活を遂げたことをアピールした。
勝又健志プロ
明日はリーグ戦第2節!
目標+40で頑張ります!この写真の真相は今夜22時からの熱闘Mリーグで! pic.twitter.com/wxWtwHbhry
— 勝又健志 (@katumatakenji) 2019年4月28日
- 名前:勝又 健志(かつまた けんじ)
- 誕生日:1981年3月15日
- 年齢:38歳
- 出身地:東京都
- 所属:日本プロ麻雀連盟
- プロ歴:20年
- 実績:第32期鳳凰位、第2期グランプリMAX
2018年の対戦成績は個人スコア15.9pt、平均打点6.663、4着回避率0.85、半荘数26となっている。
経歴
2000年、早稲田大学に在学中、日本プロ麻雀連盟からプロデビューを果たす。
2014年にA1リーグに昇級。さらに2015年の鳳凰位決定戦で優勝。
2018年にMリーグドラフト会議で、EX風林火山から3位指名を受けた。
EX風林火山のブログ
株式会社テレビ朝日によるチーム。
「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」言わずとしれた孫子の兵法の極意をもって群雄割拠のMリーグを勝ち抜きます。
公式ブログはオフィシャルサポーター限定のサービスとなっている。
オフィシャルサポーターは、Mリーグ公式ページからの登録と年会費6500円(税別)が必要。
また、Mリーグの公式サイト内におけるチームの紹介ページでは、選手のプロフィールや昨年の対戦成績が掲載されている。
EX風林火山のTwitter
◯オフショット◯
本日のオフショットは最近AbemaTVでMリーグの再放送が放送されているのでシーズン中の3選手を😆😆😆https://t.co/7qcC2D42Wn#Mリーグ #EX風林火山 #二階堂亜樹 #滝沢和典 #勝又健志 #麻雀 pic.twitter.com/eY9SdSWaD5
— EX風林火山 (@EX_Furinkazan) 2019年6月10日
〇ファンミーティング〇
いよいよ本日でファンミーティング募集が終了です‼️
今回の司会は日本プロ麻雀連盟の大月れみプロ🎉
通称「れみぱん」の司会もお楽しみに😆😆😆<応募フォーム>https://t.co/suzdEtUdFi#Mリーグ #EX風林火山 #大月れみ #ファンミーティング #チーム対抗戦 pic.twitter.com/jzldmobtIF
— EX風林火山 (@EX_Furinkazan) 2019年6月3日
公式ツイッターでは、チームの近況報告やファンミーティング、オフショットなどを中心に投稿している。
選手の契約更新についてや、試合に関する情報などもツイッターで見ることが可能。
EX風林火山のグッズ
Mリーグ公式サイトにて、EX風林火山の公式グッズが購入可能。
販売されている商品は、選手の写真がプリントされたうちわや、チームのロゴが入った服やキーホルダー、クッション、缶バッジなどとなっている。
またこちらのグッズ購入にも、オフィシャルサポーターとなる必要がある。
EX風林火山のスポンサー
スポンサーは関東広域圏を放送対象地域としてテレビジョン放送を行う、株式会社テレビ朝日が務める。
テレビ朝日は、1957年(昭和32年)11月1日に「株式会社日本教育テレビ」(にっぽんきょういくテレビ。
略称:NET、呼称:NETテレビ)として設立され、1959年(昭和34年)2月1日に在京民放テレビキー局では3番目で、教育専門局として本放送を開始、1973年(昭和48年)11月1日に教育専門局から一般総合局に移行した。
1977年(昭和52年)4月1日に商号を「株式会社日本教育テレビ」から「全国朝日放送株式会社」(ぜんこくあさひほうそう。
略称:ANB、呼称:テレビ朝日)に変更し、“テレ朝”(テレあさ)の愛称で一般視聴者に広く知られ、親しまれている。
2003年(平成15年)10月1日、商号を呼称と同じ「株式会社テレビ朝日」(略称:EX)に変更したのを経て、2014年(平成26年)4月1日、在京民放テレビ局5社の中で、最後の認定放送持株会社への移行となった。
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