7月14日のNHKスペシャルでも放送され話題となった、史上最強の恐竜・モササウルスについてご紹介していきます。
映画ジュラシック・ワールドにも登場し、ティラノサウルスすら一口で獲物にしてしまう凶暴さから、史上最強の生物とも言われるモササウルス。
かつて日本の海にも生息し、10mを超える世界でも稀な大きさのモササウルスが日本近海に生息していたことが、最近の研究で判明しました。
恐竜時代の海を支配した巨大生物・モササウルスの生態系や驚きの全貌を徹底解説していきます。
NHKスペシャルの見逃し配信・再放送はいつ?
NHKスペシャル「恐竜超世界」の再放送ですが、9月中に4回再放送される予定です。
- 第1集「見えてきた!ホントの恐竜」:
2019年9月3日(火) [BS4K] 午後1時00分~1時49分
2019年9月17日(火) [BS4K] 午後3時45分~4時34分 - 第2集「史上最強!海のモンスター」:
2019年9月10日(火) [BS4K] 午後1時00分~1時49分
2019年9月24日(火) [BS4K] 午後3時45分~4時34分
再放送が待ちきれない! 再放送の時間帯は用事があって見れない・・・という方は、「NHKオンデマンド」または「U-NEXT」という動画配信サイトで、いつでも好きな時間に視聴することが可能です。
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モササウルスとは?
モササウルスが生息したのは、今から約7000万年前の中生代白亜紀後期になります。
体長は最大で20mという圧倒的な体の大きさを誇り、現在生息する動物だとマッコウクジラ(白鯨のモデル)と同じくらいの大きさです。
これは身近なもので例えると、東大寺大仏や国会議事堂の高さとほぼ同じであり、海の中とはいえ大仏様と同じスケールの肉食獣がたくさん暴れまわっていたと考えると、かなり恐ろしいですね・・・。
ワニのような顎と牙にサメのような体を持つモササウルス
モササウルスの恐ろしさは、その体の大きさだけではありません。
頭の骨はワニを思わせるような形をしており、前に突き出した大きな口や顎はとても強靭で、獲物を一噛みで仕留めます。
さらにその口の中には、無数の鋭い歯が並んでおり、後方に湾曲した牙は釣り針のように鉤形となっており、一度食らいつかれた獲物は逃げることがほぼ不可能です。
また、体にはサメのようにとても発達した背ビレと尾が付いていたため、猛スピードで海中を泳ぎ回っていたと考えられています。
どう猛な性格で常に闘争を繰り広げていた?
主食としていたのは、イカや魚類、アンモナイト、貝類、またウミガメや他の海生爬虫類などだったため、温厚な性格と思われることがあるようですが、それは大間違いです。
これは現代の地球上最強生物の人間でも、サメやクジラよりエビや貝やふぐなど小さくとも味の良い生物を好んでいるのと同じと考えられます。
モササウルスは凶暴な性格を持った肉食獣であり、常に他の肉食獣と縄張り争いを繰り広げていました。
そのため骨には無数の傷跡が残り、化石には何度も傷ついては治癒した痕跡が残っていることから、海中で骨まで抉られるような激しい戦いをしていたことがわかっています。
モササウルスをもっと映像で楽しみたいという方は、ぜひ映画「ジュラシック・ワールド」もご覧になってはいかがでしょうか?
重要なシーンで衝撃的な登場を何度もして大活躍しているので、モササウルス好きな方には必見です!
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最強の生物はモササウルス?他の恐竜・生物と徹底比較!
モササウルスは恐竜時代に生息していた大型爬虫類の一種ですが、果たして史上最強の生物だったのでしょうか?
陸上で最強の恐竜といえば、一番に思い浮かぶのがティラノサウルスの方が多いかと思います。
また、海中生物最強と噂されている、メガロドンとも比較してみましたのでご覧ください。
ティラノサウルスvsモササウルス
体長は10mを超え、頭だけでも約1.5m、体重は6トンという陸上生物としては史上最大最強の名を欲しいままにしてきた、ティラノサウルス。
そんなティラノサウルスですが、果たしてモササウルスと戦ったら、どちらが強かったのでしょうか?
ティラノサウルスの強さの秘訣はなんといっても、その大きな顎です。
強靭な顎の力は最大8トンにも及び、他の恐竜を骨ごと砕いて食べていたと言われています。
他にも、あらゆる攻撃を跳ね返すその分厚くて頑丈な皮膚は、最大で約20cmにも達していたそうです。
天然の強力な武器と鎧を身にまとったティラノサウルスですが、それに対してモササウルスも負けてはいません。
体の大きさ、顎の力、皮膚の硬さなどはティラノサウルスと同等のものを持っていたと言われており、まさにその実力は五分と五分です。
しかし根本的に、陸上生物と海洋生物という違いがあるため、同じ土俵で戦うことが難しいのですが、もしティラノサウルスが海に近づいたり投げ出されるようなことがあれば、一瞬で海中に引きずり込まれ抵抗する間もなく、モササウルスの圧勝となるでしょう。
逆にモササウルスが大波にさらわれて陸へと揚がってしまったら、ティラノサウルスに食べられてしまう可能性は十分にあります。
そのためこのティラノサウルスvsモササウルスの勝敗は引き分けと考える人が多いようです。
メガロドンvsモササウルス
メガロドンとは、約1800万年前に生息していた巨大なサメです。
全長は最大約10m(一説では40m級もいたとか)、サメ特有の鋭い歯に、大型のクジラを主食とする凶暴な性格を持った生物だった言われています。
生きた時代は違いますが、同じ海洋生物であり、体格・凶暴性などが互角なためもし同じ戦うこととなったら、かなりいい勝負になることが予想されます。
まずメガロドンの強みは、なんといってもその強靭な顎。
顎の咬合力は20トンにも及び、モササウルスやティラノサウルスの8トンを2倍以上も大きく上回ります。
しかし弱点もあります。それはサメであるため軟骨魚の一種のせいで、皮膚や骨が柔らかく弱いので、防御力がかなり低い点です。(骨があまりにも脆いので化石化すらしません)
その点、モササウルスは爬虫類の一種のため、とても分厚い皮膚をしており、多少の攻撃ではなかなか倒れません。
メガロドンが最初の一撃でモササウルスを仕留めることができれば、そのまま決着が着くでしょうが、仕留め損なった場合はモササウルスの反撃でやられてしまう可能性が非常に高いです。
また、最初の一撃がモササウルスだった場合は、軟骨魚の体くらいなら簡単に砕いてしまう可能性が高いため、メガロドンvsモササウルスの勝負はモササウルスの勝ちと言えるでしょう。
メガロドンが気になる方のために、おすすめの映画をご紹介しておきます。
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